新事業の立案やブログコンテンツの作成時、市場の需要があるかどうかを確認することは、必要不可欠です。市場の需要がなくては、どんな素晴らしい新事業やコンテンツを作っても、成功することはありません。
本記事で解決すること
- Webマーケの観点から、需要のある新規市場を探索したい。
- キーワードの検索需要を把握して、需要のある記事を作りたい。
これらの悩みを解決するのが、無料で利用できる「ラッコ(サジェスト)キーワード」です。そんなツールについて、ご紹介します。
ラッコキーワードとは
無料で利用できるラッコ(サジェスト)キーワードは、キーワードリサーチツールのことです。
ラッコキーワードは無料でも利用できるキーワードリサーチツールです。一瞬でキーワードリサーチに必要な情報を収集してくれる、コンテンツ制作者のためのツールです。
引用元:ラッコキーワードとは
読者や視聴者が求めているコンテンツは何か?ニーズを把握して、より高品質なコンテンツ制作にお役立ていただけます。
つまり、ユーザーの検索キーワードから、求められている潜在ニーズを見つけ出すことができます。例えば、Googleで「スイーツ」と検索すると、下図のように「スイーツ」に関連したサジェストキーワードが出てきますよね。
ここでいえば、「スイーツ食べ放題」というワードがあり、おなか一杯にフルーツを食べたいというニーズが見えてきます。このように、ワード「スイーツ」で検索するユーザーのニーズが見えてくるわけです。
取得している情報元
- Google(Yahoo)サジェスト
- Bingサジェスト
- Youtubeサジェスト
- Google動画サジェスト
- Google画像サジェスト
- Googleショッピングサジェスト
- 楽天サジェスト
- Amazonサジェスト
サジェスト(提案)されるキーワードは、上記のデータベースを基に算出されています。言い換えれば、十分なデータベースを基に算出された、精度の高い情報を提供してくれるということです。
新規市場探索に役立つ
ラッコキーワードを使用することによって、新規市場の探索に役立てることができます。
例えば、自動車や車両関係のラジエタータンクやスピードメーターギア、クーリングファンなどにも使われているナイロン樹脂を販売していたとします。
そして経営陣から、新たにナイロン樹脂を販売できる新規用途を探すようミッションを与えられたとします。
ケーススタディ(事例研究)
ナイロン樹脂を例に新規用途を探索してみます。
自社製品:ナイロン樹脂 既存市場:自動車業界 ミッション:新規用途の発見
ラッコキーワードを使って「ナイロン 樹脂」と検索してみます。今回はグローバルに調査したいので、英語で「nylon resin」と検索してみたいと思います。
沢山の関連キーワードが出てきました。この中から、新規用途につながりそうなサジェストキーワードを探していきます。今回、私は「3d resin nylon」というサジェストキーワードに目をつけました。
Googleで調べてみると、ナイロン樹脂が3Dプリンターの樹脂材として使用されていることが判明しました。このようにして、既存業界の枠組みを超えて、ポテンシャルの高い新規用途を探すことができます。
競合の少ない需要のある記事作りに便利
さらに記事タイトルに、競合の少ない需要のあるキーワードを盛り込むことで、検索ユーザーから検索されやすい記事を作成することができます。
というのも、ラッコキーワードを使うことによって、需要のあるロングテールキーワードを見つけ出すことが出来るからです。
現在のコンテンツ作りでは、一つのビッグキーワードだけでは、検索上位に表示されることは、非常に困難です。例えば、「筋トレ」という単一キーワードを検索するユーザーを想定した記事を作っても、そのキーワードには、既にたくさんの企業(ジム)や個人(プロのトレーナー)が関連記事を作成しています。
特に企業によるコンテンツは、Googleといった検索エンジンから有益性の高い記事と判断され、かれらの記事が検索上位に表示される傾向にあります。
ロングテールキーワードの発掘
しかし、ロングテールキーワードと呼ばれる分野では、まだまだ個人でも検索上位を狙うことができます。ロングテールキーワードとは、複数のキーワードで構成されたキーワードのことです。
このロングテールキーワードを探すのに、ラッコキーワードを活用することができます。
例えば「筋トレ」と検索してみるとします。
すると「筋トレ 有酸素運動 順番」というサジェストキーワードが出てきました。この複合(ロングテール)キーワードを使ってタイトルを設定すれば、競合が少なく、検索上位を狙えるというわけです。
ラッコキーワードの基本的な使い方
早速、ラッコキーワードの基本的な使い方をご紹介します。先ほどと同様に「筋トレ」で検索してみたいと思います。
トップ・サジェストキーワード
赤枠で囲んだ部分「筋トレ+(スペース)」の部分が、特にワード「筋トレ」で検索されているトップ複合キーワードになります。ユーザーは、筋トレのメニューや筋トレに効果的な食事について関心があることが伺えます。
サブ・サジェストキーワード
トップ・サジェストキーワードほど検索需要はありませんが、他にもこんなキーワードが検索されているということを教えてくれます。
新規参入者が、需要のある記事を作成するには、このサブ・サジェストキーワードから、タイトル設定するほうが良いでしょう。(基本的にトップサジェストキーワードは、既に競合が大勢いる為)
ラッコキーワードの使い方|応用編
ラッコキーワードでは、さらに細かい検索機能がついています。それが以下の、機能です。
- 検索需要(ボリューム)の確認
➤ より需要のあるコンテンツ作成が可能 - 人気コンテンツの確認
➤ 質の高いコンテンツ作成が可能 - Googleトレンドの確認
➤ 今後の需要動向から競合に差をつけれる
では、一つずつ見ていきたいと思います。
検索需要(ボリューム)の確認
目星をつけたキーワードの検索ニーズがなければ、せっかくコンテンツやキーワードに関連する新規事業に取り組んでも、成功しません。
成功の精度を上げる為には、そのキーワードがどのくらい検索されているのかを把握することが大切です。
そこでぜひ利用したいのが、Googleから提供されているキーワードプランナーです。ラッコキーワードで得たサジェストキーワードを使って調べていきます。上の写真右上にある「全キーワードコピー(重複除去)」を押します。
Googleが提供する無料サービス「キーワードプランナー」を開きます。そして「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
ラッコキーワードで得た全てのサジェストキーワードを貼り付けます。その後「開始する」をクリックします。
すると、全てのキーワードの月間平均検索ボリュームを把握することができます。
この方法によって、目星をつけたキーワードの検索ボリュームがあるかどうかを、確認することができます。検索ボリュームがあれば、需要のあるコンテンツを創出できるチャンスがうんと上がります。
人気コンテンツの確認
入力したキーワードで検索した時に、検索上位表示されるコンテンツを調べることができます。上位のコンテンツの記事構成を分析することで、質の高いコンテンツ制作を可能とします。これは、SEO対策にもなります。
上写真左側にある「見出し抽出(上位20サイト)」をクリックします。すると、キーワード「筋トレ」で上位表示されるコンテンツ情報を見ることができます。
- タイトル
- 見出し数
- 文字数
質の高いコンテンツを作る為に、タイトルのキーワード、見出しの数、文字数を参考にしましょう。
人気記事の記事構成を分析
さらに、表示された記事のタイトルをクリックすると、記事の構成を見ることができます。これにより、どんな構成で記事が書かれているかを把握することが出来るので、自分のコンテンツを作るときに役立てることができます。
検索上位5-10記事の構成を分析して、共通する見出し内容を、自分のコンテンツに盛り込んで行くことで、検索エンジンに評価されやすい、つまり質の高いコンテンツを作ることができます。
Googleトレンドの確認
Googleトレンドとは、Google社が提供するサービスで、「キーワードの検索需要を推移グラフ」で見ることができます。自分のアカウントを登録する必要もなく、無料で利用することができます。
上写真左側にある「Googleトレンド」をクリックします。すると検索キーワード(ここでは「筋トレ」)の検索需要動向を把握できます。
例えば、推移グラフが右肩上がりになっているキーワードであれば、今後さらに需要が伸びてくると予測できるので、検索需要の少ないキーワードだとしても、チャンスがあると仮定できます。
記事制作だけでなく、新規事業へのかじ取りにも役立てることができます。
ラッコキーワードの無料登録方法
ラッコ(サジェスト)キーワードの登録は、非常に簡単です。
右上にある「新規登録」をクリックします。
新規登録画面に移るので、Email(メールアドレス)を入力します。
そして「ラッコID利用規約に同意する」にチェックを入れて、登録ボタンを押すだけです。
その後、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
このようなメールが届くので、あとは認証URLをクリックすれば本登録完了です。
無料登録はコチラ➤ ラッコ(サジェスト)キーワード