お客様に限定クーポンや、送料無料のコードなどを発行してプロモーションを実施することで売上拡大に繋げることができます。
開設したばかりのストアであれば、ぜひ利用したいプロモーション活動です。
そんな時、Shopifyストアには標準装備でディスカウント機能があります。価格(商品販売額&注文額)の割引コード、プレゼントクーポン、送料無料のコードなどを作成することができます。
クーポン作成の目的
ShopifyのECサイトにおけるクーポン発行は、さまざまな目的で活用されています。クーポンキャンペーンを実施する前に、自社で取り組むキャンペーンの目的を明確にしておくことが大切です。
新商品の販売促進
割引クーポンは、新商品の販売促進に活用することができます。
新しい商品だと、不安を持つお客様もいる中で、「安く買えるなら買ってみよう。」と、初めての商品を購入するお客様の心理的ハードルを下げることができます。
特に食品、ガジェット、化粧品などのECサイトで有効な手法です。
新規顧客・会員の獲得
商品を購入しようと検討している新規のお客様の購入意欲を促したり、割引クーポンをプレゼントすることで、会員登録を促すことができます。
会員登録の重要性
会員登録してもらうことで、自社商品・サービスに興味を持っているユーザーに対し、接触回数を増やすことができます。
その結果、ユーザーとの距離感が近しくなり、「ユーザー」から「購入してくれるファン」になってもらえることです。さらに、ファンからフィードバックを得れる機会にもなるので、自社サイトの改善にもつなげることができます。
在庫回転率の改善
多く在庫として抱えており、なかなか売れない商品の販売促進に利用することができます。
「ハイシーズンに向けて、通常より在庫を持っていたけど、そこまで売れ行きが伸びず、思っていたより在庫が増えてしまった。」
そんなことってありませんか?そんなときにクーポンキャンペーンを活用して、短期間で在庫数量を減らすことができます。
クロスセルで売上UP
Shopifyでのクーポンは、まとめ買いを促進するクロスセルの施策にもなります。
複数の商品をセットで購入した時に、魅力的な割引を提示してあげることで、最終的に顧客1人当たりの購入金額を増やし、効果的に利益率を上げることができます。
クーポンの作成方法
ストア管理画面左側にある「ディスカウント」を選択して、「ディスカウントを作成」をクリックします。
商品に対する割引クーポン
「商品の割引金額」を選択します。
① 商品の割引金額
以下の選択肢から、割引時の条件を設定します。
・クーポンコード ・自動ディスカウント
「クーポンコード」の場合、お客様が指定するクーポンコードを入力することで割引されます。
入力に必要なクーポンコードを決定します。
「自動ディスカウント」の場合、これから指定する条件に適った時に、自動でディスカウントされます。
② 値
ディスカウントする値を、以下の条件より設定します。
・割引率 ・定額
「割引率」の場合、商品販売額から割引率(〇〇%)によって、割引する金額が決まります。
例えば、割引率を10%に設定した場合、5,000円の商品であれば、500円の割引、10,000円の場合、1,000円の割引額になります。
「定額」の場合、商品販売額はいかなる場合でも、定額の割引額になります。例えば、定額で500円と設定すれば、販売額が5,000円だろうと、10,000円だろうと、割引額は500円になります。
値を決定したら、対象の商品を選択します。
③ 最低購入の要件
以下の選択肢から、最低購入の要件を設定します。
・最低要件なし ・最低購入額 ・アイテムの最低数量
アイテムの最低数量は、「②値」で設定したアイテムのみが対象となります。は対象のアイテムは
④ お客様の資格
以下の選択肢から、割引対象になるお客様を設定します。
・すべてのお客様 ・特定のお客様セグメント ・特定のお客様
⑤ 最大ディスカウントを使用する
以下の選択肢から、クーポンの利用限度額を設定します。
・このディスカウントを使用できる合計回数を制限する。 ・お客様1人につき1回のみの使用とする。
⑥ 有効期間
クーポンの有効期限を設定します。
とくに有効期間がなければ、「終了日を設定する」にチェックを入れないでください。
注文額に対する割引クーポン
「商品の割引金額」と異なる点は、お客様の総注文額に対して割引が実施される点です。「注文の割引金額」を選択します。
① 商品の割引金額
以下の選択肢から、割引時の条件を設定します。
・クーポンコード ・自動ディスカウント
「クーポンコード」の場合、お客様が指定するクーポンコードを入力することで割引されます。入力に必要なクーポンコードを決定します。「自動ディスカウント」の場合、これから指定する条件に適った時に、自動でディスカウントされます。
② 値
ディスカウントする値を、以下の条件より設定します。
・割引率 ・定額
「割引率」の場合、商品販売額から割引率(〇〇%)によって、割引する金額が決まります。
例えば、割引率を10%に設定した場合、5,000円の商品であれば、500円の割引、10,000円の場合、1,000円の割引額になります。
「定額」の場合、商品販売額はいかなる場合でも、定額の割引額になります。例えば、定額で500円と設定すれば、販売額が5,000円だろうと、10,000円だろうと、割引額は500円になります。
値を決定したら、対象の商品を選択します。
③ 最低購入の要件
以下の選択肢から、最低購入の要件を設定します。
・最低要件なし ・最低購入額 ・アイテムの最低数量
アイテムの最低数量は、「②値」で設定したアイテムのみが対象となります。
④ お客様の資格
以下の選択肢から、割引対象になるお客様を設定します。
・すべてのお客様 ・特定のお客様セグメント ・特定のお客様
⑤ 最大ディスカウントを使用する
以下の選択肢から、クーポンの利用限度額を設定します。
・このディスカウントを使用できる合計回数を制限する。 ・お客様1人につき1回のみの使用とする。
⑥ 有効期間
クーポンの有効期限を設定します。とくに有効期間がなければ、「終了日を設定する」にチェックを入れないでください。
プレゼントのクーポン
このクーポンは、お客様が指定した数量の商品、もしくは指定した最小購入額を満たした場合に発行されるクーポンです。例えば、お客様が商品Aを1個購入した際、商品Bが無料もしくは割引されるといったイメージです。
「Xを購入するとYをプレゼント」を選択します。
① Xを購入するとYをプレゼント
以下の選択肢から、割引時の条件を設定します。
・クーポンコード ・自動ディスカウント
「クーポンコード」の場合、お客様が指定するクーポンコードを入力することで割引されます。入力に必要なクーポンコードを決定します。「自動ディスカウント」の場合、これから指定する条件に適った時に、自動でディスカウントされます。
② お客様の購入数
クーポンコードが発行される条件を以下から設定します。
・アイテムの最低数量 ・最小購入額
③ 割引が適用される商品
割引が適用される商品について条件設定します。対象の商品、(お客様がカートに追加する)数量、ディスカウント価格(割引率もしくは無料で提供)を設定します。
④ お客様の資格
以下の選択肢から、割引対象になるお客様を設定します。
・すべてのお客様 ・特定のお客様セグメント ・特定のお客様
⑤ 最大ディスカウントを使用する
以下の選択肢から、クーポンの利用限度額を設定します。
・このディスカウントを使用できる合計回数を制限する。 ・お客様1人につき1回のみの使用とする。
⑥ 有効期間
クーポンの有効期限を設定します。とくに有効期間がなければ、「終了日を設定する」にチェックを入れないでください。
送料無料のクーポン
「無料配送」を選択します。
① 無料配送
無料配送を受け付けるクーポンコードを入力します。
② 国
無料配送サービスを受けられる「国」を設定します。
③ 最低購入の要件
以下の選択肢から、最低購入の要件を設定します。
・最低要件なし ・最低購入額 ・アイテムの最低数量
④ お客様の資格
以下の選択肢から、割引対象になるお客様を設定します。
・すべてのお客様 ・特定のお客様セグメント ・特定のお客様
⑤ 最大ディスカウントを使用する
以下の選択肢から、クーポンの利用限度額を設定します。
・このディスカウントを使用できる合計回数を制限する。 ・お客様1人につき1回のみの使用とする。
⑥ 有効期間
クーポンの有効期限を設定します。とくに有効期間がなければ、「終了日を設定する」にチェックを入れないでください。
クーポンの活用で売上げを伸ばそう
Shopifyでは手軽にクーポン作成が出来るのも、ECサイト運営者にとって嬉しいポイントです。
クーポンによるキャンペーンは、商品の販売促進活動ができるだけでなく、費用がかからずリスクが少ない優れたマーケティング施策と言えます。ただし割引率を上げすぎたりするのは、利益圧迫、さらにはお客様から「そんなに割引できるなら最初から安くしろよ。」と不信感を持たせてしまいます。
発行の目的を明確にし、割引率(額)や頻度に気を付けながら、顧客の興味を引き付け、喜んでもらえるようなキャンペーン活動に繋げていきましょう。
最後に
クーポンは、メールマーケティングと組み合わせることで、より効果を発揮します。Shopifyのメールマーケティングで利用したいアプリKlaviyoは、無料で多くの機能を活用できるのでオススメです。