オンラインショップを始めたけど集客で困っている方
- 「オンラインショップに適した集客方法が分からない」
- 「広告費用が限られている」
- 「売り上げが安定しない」
オンラインショップを始めた頃は売り上げも安定せず、広告に多くの費用をかけられないものですよね。たくさんの集客方法があるけど、どれが自分のビジネスに適しているのか分からない。そんな方にオススメできる記事です。
低コストで実運用してきた結果
これからご紹介する集客方法は、実際に弊社が運用するオンラインショップで実践してきた・している方法です。実際にこの方法で、どのようにオンラインショップのセッション数や販売売上が増えていったのか分かるように、下にグラフを掲載しました。
「販売合計」のグラフを見てもらうと、開設から約6ヶ月の間はわずかな売上でしたが、それ以降は販売合計が2倍、3倍へと増えているのがわかります。
弊社の場合、開設当初は2万円以下の広告費用からスタートしました。このように限られた資金の中で、着実にオンラインショップの実績を伸ばしてきた方法をご紹介していきます。
一番最初にやるべき集客方法|短期型
低予算でできるSNS広告での集客
SNS広告とは、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを媒体として、広告を拡散させる手法です。その他にもInstagramやPinterestなど、美しい商品画像など視覚に訴求するSNSがあります。
低コストで広告配信できる
SNS広告をオススメする一番の理由は、一番低コストで運用していくことができるからです。もしFacebookの広告を使った場合、毎日広告を配信したとしても、月6,000円で実施することができます。
※最後の見出し「低コストで出来る広告図鑑」を参考に、値段を比較してみて下さい。
詳細なターゲティングが出来る
ソーシャルメディアに登録されている個人ユーザーの情報を基に、細くターゲットを絞り込むことができるのも、オススメできる理由です。その結果、限られた資金で効果的に広告ができるわけです。ではどこまで細かくターゲットを絞ることができるのか、実際に弊社が実施しているFacebook広告を見てみましょう。
1. 年齢層 2. 性別 3. 住んでいる地域 4. 興味・関心のある内容 5. 職業・ポジション
いかがでしょうか?これだけ細かくターゲット層を絞り込むことができるので、よりブランドコンセプトにピッタリなお客様にアプローチすることができます。一方で、あまり関係のない顧客層に広告しないので、余計な広告費をかけずに配信を行うことができます。
しっかりとターゲティングが出来ていれば、広告に興味がある潜在顧客にのみ配信することになるので、必然的に成果を上げやすくなります。
懸念事項
狙った顧客層が当てはまらない場合、効果が表れない可能性も出てきます。ですから、広告前にしっかりとしたターゲティング方法を学ぶようにしましょう。
ドメインパワーの強いクラウドファンディングを使った集客
クラウドファンディングとは、特定のプラットフォームを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める方法です。(詳しくはコチラ)
なぜこのクラウドファンディングがオススメかと言うと、彼らが持つウェブサイトのドメインパワーが物凄く強いからです。このドメインパワーの弱いサイトと強いサイトでは、GoogleやYahooの検索順位に大きく差が出てきます。つまり、ドメインパワーが強いと、より多くのポテンシャル顧客の集客が望めるのです。
百聞は一見に如かずです。弊社が扱う商品をGoogle検索して見てみましょう。検索キーワードは「タイ クロコダイル 長財布」です。
いかがでしょうか?「CAMPFIRE」というクラウドファンディングのプラットフォームで実施したプロジェクトページが、上から3番目に表示されています(写真の下にあるページ)。加えて写真も4枚中3枚が、弊社が販売する商品写真です。(※現在、対象商品は販売されてません。)
何故、上位表示されるのでしょうか?その理由は、このCAMPFIREは、累計プロジェクト件数4.4万件以上、調達資金額350億円以上の実績を持つ、国内最大級の権威あるクラウドファンディング企業であり、その企業のサイトにあるプロジェクトページだからです。
つまり、検索エンジンGoogleからも信頼に足るウェブサイトと評価されるので、CAMPFIREのサイトから作られるページは上位表示されやすくなるのです。
それだけでなく、プロジェクトが成功すれば販売売上にもなるので、一石二鳥の集客方法です。クラウドファンディングの詳細について別記事で執筆していますので、興味のある方はご覧ください。
懸念事項
プロジェクトを考案してから実施するまで、約1~2か月掛かります。というのもプロジェクトの内容は、クラウドファンディング会社より査定されるので、しっかりとしたプロジェクト内容にする必要があるからです。しかし、完成したプロジェクトページは強いドメインパワーを持った広告になるので、やる価値ありです。
自動集客に向けたコンテンツ広告|長期型
先ほどご紹介した「初めにやるべき集客方法」と同時に、実践して頂きたいのがコンテンツマーケティングによる広告です。ここで言うコンテンツ広告とは、お客様にとって役立つ有益な情報を発信することで長い間、集客できる方法、いわゆるブログ記事です。
単に商品の広告ではなくて、豆知識、商品の製造過程、商品開発秘話、その業界などに関連する有益な情報を発信し、ファンを獲得していくことで、集客に結びつける方法です。
広告費用のムダな流出を防ぐ
集客できるコンテンツを蓄積することができれば、広告に多額の費用を費やす必要がなくなります。したがって、純利益増加に繋がり、事業拡大に向けた資金蓄積が可能です。
自動集客できるツールになる
有益な情報を発信しながら集客するコンテンツ広告は、継続することで他の広告媒体にはないスパイラル効果を期待できます。具体的に、執筆した記事 (コンテンツ) の1つ1つが集客の窓口になるので、書けば書くほど集客資産として積み重なっていきます。
SNS広告の効果は、広告費用の支払いを止めれば、広告が終わってしまう一過性のもの。しかし良質なコンテンツ広告であれば、長い間Googleの検索で上位表示され、自動集客が可能です。
懸念事項
効果が表れてくるまで6~12カ月位掛かります。というのも、一般的にGoogleが新しい記事を認識し評価するのに3~6ヶ月かかるからです。これは、あくまで記事が評価される期間であり、記事が上位表示されるかは別問題です。
上位表示させるには、お客様にとって有益なコンテンツであることが条件です。その条件を満たして、お客様が購入をしてくれるようになるので、大体6~12カ月とすごく時間が掛かります。
弊社の場合、コンテンツ広告を開始してから約6ヶ月で20記事を執筆しましたが、これらのコンテンツ広告からの流入で、やっと月1個販売できるようになってきました。
2024年1月時点でコンテンツ記事も100記事を超え、月間10万PV&約1万人のユーザーが訪れてくれるウェブサイトにまで成長しました。
専門情報を提供する自社ブログを作ろう
専門ストアとして信頼される
自社ブログなので、販売商品に関連する記事を執筆します。有益な情報を提供することで、自社オンラインショップが販売チャネルというだけでなく、専門的な情報を得ることができる有益サイトとして認識され、お客様から信用されるようになります。
さらに、役立つ情報を長期的に提供しつづけることで、「堅実なお店」「専門性のあるお店」として認知されます。
情報を自然な形で広告できる
検索エンジンで表示されるようになると、コンテンツを探している人が自然にあなたのウェブサイトへ訪問してくれるようになります。そして、コンテンツを読んで共感を得た人達は、SNSを通して情報の拡散までしてくれます。
知人や友人から紹介される情報は自然で、集客力があるものです。この無理やり感のない自然な情報拡散こそが、コンテンツ広告の魅力の一つです。
※別記事で細かく説明しております。
手軽に出来る広告まとめ
以上が、実際に私が実践してきた・していてオススメしたい集客方法でした。ここでは、その他にも低コストで実施できる広告を簡単にまとめました。この広告図鑑を使って、皆さんのビジネスにピッタリな広告媒体を探してみて下さい。
広告内容 | 費用 | 効果 | 効果発生期間 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
リスティング広告 | 10-500円/クリック | ★★★ | 短期 | 普通 |
ディスプレイ広告 | 50-100円/クリック | ★ | 短期 | 普通 |
1-200円/CPE | ★★ | 短期 | 易 | |
1-200円/CPE | ★★ | 短期 | 易 | |
1-200円/CPE | ★★ | 短期 | 易 | |
YouTube | 10-200円/クリック | ★★ | 短期 | 普通 |
アフィリエイト | 月額費:30,000円/月から 手数料:報酬額+手数料約30% | ★★★ | 長期 | 難 |
自社サイトブログ | 無料 | ★☆☆ | 長期 | 易 |
雑誌 | 約50,000円/回から | ★ | 中期 | 普通 |
クラウドファンディング | 無料、手数料10-25% | ★★ | 短期 | 難 |
インフルエンサー | 約50,000円/回から | ★★ | 短期 | 普通 |
リスティング広告
GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果ページに表示される広告です。上写真のようにURL左側に「広告」と表示されます。一般的に自然検索結果以外の上部・下部に表示。
メリット
- テキスト形式の広告なので気軽に広告を出すことができます。
- テキストワードがユーザーによって検索された時に、広告が表示されます。したがって、既に購買意欲の高い潜在顧客にアプローチ出来る為、効果が高いと言われています。
デメリット
- Web広告の中では、一番広告単価が高い部類になります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、上写真の右上にある「ゴルフ特集」のような広告です。よく検索ページに埋め込まれていたり、ポップアップとしてでてくるタイプもあります。
メリット
- リスティング広告と比較すると、広告単価が安い。
- より多くの潜在顧客にアプローチできる。
デメリット
- 皆さん、このディスプレイ広告から購入されたことってあるでしょうか?おそらく、ほとんどの方がないと思います。これは比較的、資金力のある企業が、長期でブランドの認知度を上げる為に使用される方法です。したがって、商品の購入には繋がりにくい傾向にあります。
- 指定されたサイズでバナー広告を作成しなければならない為、少し面倒です。
Facebook広告
メリット
- 広告単価が安い。
- 詳細なターゲティングが可能。
- 購買意欲の高いユーザーよりも潜在顧客にアプローチできる。
デメリット
- 1年以上使用していると、同じユーザーに広告配信され、飽きられやすい。
- 広告する際のターゲティングを適切にしないと効果が出にくい。
➤ ターゲティング設定を3-4か月のスパンで変更するのが、飽きられないようにするコツです。
Instagram広告
メリット
- 広告単価が安い。
- 詳細なターゲティングが可能。
- ビジュアルで訴求するのが得意。
デメリット
- シェア機能がない為、他のSNSより拡散力が劣る。
Pinterest広告
メリット
- 広告設定が比較的簡単。
- まだまだブルーオーシャン市場。
- クリック単価が安い。
- リンクの貼り付けができる為、サイトへの流動が容易。
デメリット
- ピンタレストユーザーが他のSNSと比べると少ない。
Twitter広告
メリット
- 広告単価が安い。
- 共感を得れば、広告拡散力が強い。
- 2次拡散が無料で行われる。
デメリット
- 詳細(年齢別など)なターゲティングが出来ない。
YouTube広告
メリット
- 詳細なターゲティングが可能。
- ビジュアルで訴求するのが得意。
デメリット
- 広告動画の作成に時間・費用がかかる。
- 強制的に広告を見させられるので、逆効果になる可能性有り。
アフィリエイト広告
自分の代わりにアフィリエイター (広告する人) と呼ばれる方々に、彼らのブログ内で自社商品を紹介してもらう広告手法です。そして、そのブログから成果が発生した場合、報酬を支払う形式です。成果の基準は、「商品の購入」や「Webサイトへの会員登録」などが一般的です。
メリット
- アフィリエイターに集客してもらえる。
- より多くの潜在顧客にアプローチできる。
デメリット
- 効果までに時間が掛かる。
- 毎月、多額の費用が掛かる。
自社サイトブログ
メリット
- ほとんど費用が掛からない。
- 広告費用のムダな流出を防ぐ。
- 自動集客できるツールになる。
- 専門ストアとして信頼される。
- 情報を自然な形で広告できる。
デメリット
- 自社サイトブログよりも、さらに効果までに時間が掛かる。
- 長期的な継続が出来なければ、効果がでない。
雑誌広告
雑誌を利用した広告。雑誌の読者は、自分の意志で興味・関心のある雑誌を購入するので、自社商品のコンセプトと雑誌のコンセプトが合えば、関心度が高い潜在顧客に対してメッセージを訴求することができます。
メリット
- 読者の興味・関心が高い。
- 信頼性・権威性がある。
デメリット
- 広告単価が高い。
- 単発の広告。
- 効果測定がしにくい。
- 広告発信までに時間が掛かる。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、特定のプラットフォームを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める方法です。
メリット
- クラウドファンディング会社の持つサイトのドメインパワーが強い為、検索エンジンにて上位表示されやすい。
- プロジェクトが成功すれば、販売売上に直結。
デメリット
- プロジェクトを開始するまでに、約1~2か月掛かります。ただし、既にオンラインショップを立ち上げてLP制作をしている方であれば、要領は同じなのでスムーズに実施できると思います。
インフルエンサー
SNS上でたくさんのフォロワーを持つインフルエンサーに自社商品を紹介してもらう手法です。
メリット
- 自社の顧客層とインフルエンサーのフォロワー層が一致した場合、かなりの集客が期待できる。
デメリット
- 商品の無償提供、広告費用を含めると費用が掛かる傾向にある。