ホキはニュージーランドの清らかな海で持続可能に漁獲される深海魚です。高たんぱく質とオメガ3脂肪酸が豊富で、水銀などの有害物質が少ないため、愛犬の健康を守る理想的な食材です。
本記事では、ホキが他の魚と比べても優れた栄養価を持ち、安心してドッグフードに利用できる理由を詳しくご紹介します。犬の健康に最高のドッグフード開発を検討している方に必見の記事です。
白身魚ホキについて
タラ目マクルロヌス科の深海魚であるホキ(学名:Macruronus novaezelandiae)は、ニュージーランドの南海域(亜南極諸島周辺)の水深約500~800メートルに生息しています。
見た目はとても特徴的で、ホキを他の魚と間違えることはないでしょう。スリムで魚雷のような体形をしており、ホキは最大1.3メートルに達します。通常、体重は約3-4キログラムです。
ホキの特徴的な特徴の一つは、その形状が広い頭から小さな尾に向かって細くなっていることです。深海の中で敵から身をカモフラージュできるように、ホキの背部は青黒色で、腹部は銀白色となっています。二股の尾と鋭く内向きに曲がった歯も大きな特徴の一つです。
犬に与える健康効果
高いたんぱく質量
ホキは犬にとってバランスの取れた食事に不可欠な栄養素を豊富に含んでいます。例えば、ホキ100gに対し20g以上のタンパク質を保有しております。この高たんぱく質は、犬の筋肉に加えて骨、軟骨、靭帯、爪、皮膚、毛、内臓などの全身を作り上げるために重要な必須栄養素です。
オメガ3脂肪酸が多い
ホキはオメガ3脂肪酸の点でも優れています。ホキ100gに対し約250mgものオメガ3脂肪酸を体内に取り込むことができます。オメガ3脂肪酸は、皮膚や関節の健康をサポートする効果があります。これにより、皮膚炎や関節炎の症状の緩和が期待できます。
また、他の脂肪酸と比べて代謝が早いため、肥満のリスクが低いと言われています。さらに、中性脂肪の値を下げ、代謝を活性化する効果も期待されています。
豊富なビタミン類
ホキには、ビタミンAやDなど、視力や骨の健康を支える17種類以上の必須ビタミンやミネラルが含まれています。
水銀量やPCBsが少ない
ホキは、他の多くの魚種に比べて水銀含有量が低く毒素の少ない魚です。また、ポリ塩化ビフェニル(PCBs)やダイオキシンなどの有害性重金属や毒素を他の魚よりも吸収しにくいとされています。
一部の研究では、PCBsと炎症の間に関連性がある可能性があり、これが心血管疾患、癌、2型糖尿病、およびその他の病状に繋がるリスクがあると言われています。
エトキシキンが含まれていない
基本的にニュージーランドでは天然のホキが漁獲される為、養殖時のエサに含まれるエトキシキンが体内に多く含まれていません。エトキシキンは魚の餌に含まれる酸化防止剤であり、大量に摂取すると有害になる可能性があります。
エトキシキンは、しばしば養殖魚に多く含まれています。エトキシキンを過剰に摂取しすぎると、犬の腎臓に影響を及ぼすと言われています
他魚(サバなど)との比較
他の魚と比較しても、ホキの栄養価は優れています。例えば、サーモンに比べて脂肪分がはるかに少なく、高いカロリー摂取を控えている犬には最適です。それでも、オメガ3脂肪酸はタラよりも多く、サーモンやサバよりはやや少なめですが十分に含まれています。
タンパク質の点でも、他の魚に引けを取りません。ホキ100gに対し20g以上のタンパク質が含まれています。ビタミンやミネラルに関しては、ほとんどの魚とほぼ同等に含まれています。
一つ圧倒的に違う点としては、ホキのセレン含有量が多くの魚よりも顕著に高く、抗酸化作用が強い点です。ホキの食感や風味はタラのそれと非常に似ており、タラの代替材料としても魅力的です。
このように他の人気の魚と比べても、バランスの取れた栄養価を保有しています。
持続可能なホキの漁獲
ニュージーランドのすべてのホキは持続可能な漁獲が行われています。たとえば、ホキの漁獲には年間の漁獲制限が設けられています。具体的に、毎年捕獲される魚の数、漁獲エリア、シーズン中に許可される船の数を制限しています。
このような持続可能な取り組みは、海洋生物の未来を守るだけでなく、お客様にサステナブルな製品を提供することにも繋がります。
また、基本的にホキは養殖されるのではなく、野生のホキが捕獲されるので、養殖による自然環境破壊を防ぐことが出来ます。野生のホキだけを捕獲して生態系を守ることができるの?と思うかもしれませんが、ホキは成長が速い魚でもあり、産卵期には1匹のメスが100万個以上の卵を産むことができます。
人気のサーモンが自然環境破壊?!
世界中で消費されるサーモンの約70%は養殖されています。これほど大規模な養殖は、自然環境に悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、タスマニアでは、過剰漁業と海洋汚染が原因で、100万匹以上の魚が死亡する事態が報告されています。
一か所に大量の魚を飼育する養殖環境では、病気や寄生虫が発生しやすく、これが野生の海洋生物に広がる可能性があります。また、養殖魚にはこれらの問題を防ぐための餌が与えられており、犬の健康に害を及ぼす可能性があります。
お問い合わせや相談について
当社のOEMサポート事業は、お客様の代わりにニュージーランドにあるOEM工場を探し、商品企画、開発、製造、輸送のお手伝いを実施しています。
ホキを使ったドライフード、フリーズドライ、エアドライ、レトルト、トリーツといった様々なドッグフードやキャットフードの開発において、企業様の要望に即しながら包括的なサポートをご提供します。
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