ペットフード製造に携わる企業は、犬や猫のために最高品質のペットフードを提供しなければなりません。その為には、ペットフードの原材料に注意を払い、それが高品質であり、ペットの健康をサポートできることを保証しなければなりません。

例えば、犬や猫がよく食べる機会の多い原材料チキンの産地は、品質と健康上の利点に関して大きな違いを生むことがあります。そこで本記事では、犬や猫にとってニュージーランド産のチキンがプレミアムペットフードを製造する上で適切な理由を解説していきます。

自然に近い畜産環境

ニュージーランドのクリーンで緑豊かな自然に近い環境で行われる畜産環境は、各国のそれと比較しても群を抜いています。その為、チキンのようなニュージーランド産の畜産物はドッグフードやキャットフードの為の特別な原材料となります。

具体的に、害虫や病気のない自然豊かな土地と厳格な規制により、鶏が深刻な病気にかかるリスクを最小限に抑えています。

さらに、鶏は放し飼いでストレスのない環境で育てられており、これは動物福祉の観点からみても優れています。ケージフリー(平飼い)の鶏は、屋外スペースにアクセスでき、ストレスが軽減され、生活の質が向上します。

その結果、チキンの品質にも良い影響を与え、犬や猫のペットフードにとって特別な原材料となり得るのです。

豊富な栄養価を持つ

ニュージーランド産のチキンの栄養価は非常に優れています。チキンは穀物が豊富な食事を与えられ、基本的に人工成長ホルモンや抗生物質を使用していません。

これにより、ペットの健康に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルのバランスが取れた鶏肉が得られます。タンパク質は、犬や猫の全体的な健康に不可欠です。筋肉の成長、組織の修復、免疫の強化をサポートします。また、皮膚と被毛をつややかで健康に保ちます。骨と歯の健康も維持します。

また、放し飼いの鶏肉は脂肪分が少なく、カロリーも低く、卵も脂肪分が少なくビタミンAが多く、オメガ3も多く含まれていることがわかっています。このように、ニュージーランド産のチキンは、これらすべての栄養上の利点をもたらし、ドッグフードやキャットフードの優れた原材料の一つとなります。

サステナブル社会に貢献

放し飼いの養鶏場で育ったチキンを使ったペットフードを使用することは、環境維持活動への貢献にも繋がります。これらの養鶏場では通常、家畜が密集しておらず、土壌の劣化が少なく、二酸化炭素排出量が低減されます。

放し飼いの鶏肉を使用したペットフードを選ぶことで、地球に利益をもたらす持続可能な畜産慣行をサポートすることができます。

NZでOEM製造すべき理由

NZでOEM製造すべき理由

当社では、ニュージーランドで以下のようなキャットフードやドッグフードの開発が可能です。

  • ケージフリーのNZ産チキンの使用
  • 40%以上の高タンパク質含有量
  • 人工成長ホルモンや抗生物質不使用

ここでは、ニュージーランドでOEM製造すべき理由についてご説明していきたいと思います。

NZにおける放牧畜産業

ニュージーランドは広大な草原、新鮮な空気、そして緑豊かな環境で知られています。そして、この国は新鮮な畜産物や多彩で独創的な美食が世界的に有名です。また、羊や牛の酪農業における先進国であることから、優れたチーズやアイスクリームも多く生産され、人気を博しています。

マヌカハニー、アボカドオイル、季節の果物や野菜など、ニュージーランドがもたらす美味しい農産物は数多くあります。ニュージーランド産の素晴らしい味は、世界規模で高級な食品や飲料製品の製造に大きく貢献しています。

これらの食材に対する高い評価は人間用のものに限らず、ニュージーランドで製造されるスーパープレミアムペットフードにも大きく貢献しています。

ニュージーランドには広大な牧場で実施される非常に高い放牧畜産技術により、BSE(一般に狂牛病として知られる病気で、牛の中枢神経系に影響を及ぼし、攻撃的行動あるいは沈鬱状態を引き起こす致命的な病気)も発生していません。

最高品質の原材料と、ペットフードの製造におけるニュージーランドの厳格な規制要件が相まって、同国がスーパープレミアムフードを製造する為の基準を確立していることが伺えます。

大自然で育まれた食材

温暖な気候、高い降雨量、低人口密度、澄んだ水、肥沃な牧草地といったニュージーランドでのみ見られる環境条件の組み合わせにより、原材料の新鮮さと風味が育まれます。

また、ニュージーランドの動物福祉法と放牧畜産システムは、牛、羊、鹿が自然な環境で飼育されることが求められます。放牧環境で育てられた動物たちは、狭い施設に閉じ込められることなく、抗生物質を受ける必要もなく自由に動き回ることができます。

さらに放牧された家畜は、人工ホルモン、穀物飼料、その他の人口添加物を摂取する必要がありません。その結果、放牧された牛の肉には、主に穀物飼料を食べる牛の肉に比べて30〜40%多くの共役リノール酸(CLA – 抗がん作用や体重を減らす効果)が含まれていることが研究で分かっています。

また、放し飼いの鶏肉は脂肪分が少なく、カロリーも低く、卵も脂肪分が少なくビタミンAが多く、オメガ3も多く含まれていることがわかっています。

食品の安全基準

ニュージーランドが最も重要視しているのが、消費者が食品を摂取する上での安全性です。したがって、ニュージーランドでは高い食品安全レベルを達成するために、家畜や農作物への病原体の侵入や病気の蔓延を防ぐための取り組み、そして家畜の行動や給餌の徹底的な管理を実施しています。

また、国際獣疫事務局(WOAH)からニュージーランドは動物疾病がない国として認識されており、高いレベルの食品トレーサビリティも実現しています。

食品トレーサビリティとは、食品原材料の供給先(サプライヤー)まで追跡できることを言い、これにより食品の安全性が保証されるだけでなく、汚染された食品源の大規模な拡散を防ぐことにも繋がっています。

ペットフード製造の厳格な規制

ニュージーランドのペットフード製造業者は、国によって制定された2つの厳格な法律(ACVM法とAPA法)に準拠しなければなりません。

ニュージーランド食品安全局(NZFSA:New Zealand Food Safety Authority)の農薬及び動物用医薬品グループが、1996年に制定されたACVM法によって農薬及び動物用医薬品の登録、輸入食品のモニタリング、製造、販売、使用などの規制を実施しています。

また、1999年の動物製品法(APA)では、ニュージーランドの動物製品基準を満たすことにより、取引および使用されるすべてのペットフード製品が「意図された目的に適合」していることを求めるリスク管理システムを確立しています。

これらの厳格な法律により、厳選されたペットフード製造業者、かつ衛生的な環境で製造され、高い食品安全レベルを達成しながら栄養豊富な食材を使ったペットフード製造が保証されています。

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